金属精密切削加工技術の世界的な地元企業の超電導線開発成功のニュースです
茅ヶ崎市円蔵にある株式会社由紀精密と由紀ホールディングスグループ会社である明興双葉株式会社、国立研究開発法人物質・材料研究機構:NIMSが共同で、既存のニオブチタン(NbTi)合金製ワイヤに比べ高温・高磁場応用が可能なニオブアルミ(Nb₃Al)超極細超伝導ワイヤーの製造技術の開発に成功。これにより、高温(10K)で動作可能な高性能MRIなどの医療機器、次世代電気自動車(EV)や次世代船舶向けの超伝導モーター、高エネルギー粒子加速器や核融合実証炉などの大型超伝導磁石など、従来の材質(NbTi)のワイヤーでは不可能だった超伝導応用分野での利用拡大が期待されるとのこと。
明興双葉の髪の毛よりも細い径のワイヤーを加工する量産伸線技術と由紀精密の高精度な製造装置の開発能力を組み合わせた協働の成果ですね。