自発的に自転車ヘルメットを着用する/しないと判断が出来るように“教育”や“啓発”を!
昨年末、茅ヶ崎市からの通知「交差点における自転車走行空間整備社会実験のお知らせ」が自治会で配布されました。
茅ヶ崎市では全交通事故に占める自転車事故の割合が高く、自転車事故削減が課題となっているそうです。しかも、その自転車事故の約7割が「交差点」で発生していることから、今回は交差点に「センサーライト」を1月6日~1月24日の間に設置し、自転車利用者等への注意喚起を行い事故を減らす社会実験を実施するとのことです。
そういえば、この年末年始、自転車に乗っている子どもさんの「ヘルメット」着用の姿が目立ちました。下記の記事によれば、保護者に子どもへのヘルメットを着用させる思いを強めるには、「ヘルメット着用努力義務」法の認知を図り、「自転車事故の約6割が頭のケガが死亡原因」の周知徹底が効果的ということは理解できましたが、他方、以下のウィキペディアによれば、「自転車用ヘルメットが安全性を高めるかどうか」ということについて、世界中で論争が続いていて、いまだに結論が出ていないようです。
【参考】ウィキペディア「ヘルメット(自転車)」
私は自転車ヘルメットの専門家ではないので、ヘルメット着用の有効性が明言できない現状では、強制する発言はできませんが、自発的にヘルメットを着用する/しないと判断が出来るように“教育”や“啓発”ができれば、自転車の安全な運転にもつながると感じました。
国内の自転車ヘルメットメーカー(株)オージーケーカブトが、2019 年の「秋の全国交通安全運動」(9/21~30)に合わせて、現在の保護者の法律の認知度、ヘルメット着用実態などを調査。
【URL】https://child.ogkkabuto.co.jp
【調査概要】
調査名: 「自転車ヘルメット着用に関する保護者の安全意識調査」
調査対象: 1歳から10歳の子どもを持つ25歳から49歳までの保護者24,920人
調査期間: 2019年 6~7月
調査方法: インターネット調査
(1)子どものヘルメット、43%が非着用。その割合は第2子以降大きくなる(第1子:39.9% 第2子:45.9% 第3子:50.7%)
(2) 2008年6月の道路交通法改正により、保護者が子ども(13歳未満の児童、幼児)を自転車に乗車させる場合にヘルメットの着用に努める「ヘルメット着用努力義務」が施行されていることを保護者の50.9%が「知らない」(知らない:50.8% 聞いたことがある:38.2% 知っている:11.0%)
(3)自転車死亡事故における頭部損傷の割合が6割以上と高いという事実を保護者の50.8%が「知らない」
(4)子どもが非着用の理由トップは「まわりの子どもが着用していないから」(26.1%)、「ヘルメットのことを考えたことがない」(19.4%)など“自分ゴト化”されていない
(5)着用させたい気持ちが強まったのは「自転車事故死亡原因の認知」(87.4%)