蓄電池、中国勢が攻勢。電気自動車向けだけでなく、家庭定置型向けでも
7月6日に、ちがさき市民活動サポートセンターで開催された市民立太陽光発電所「れん子ちゃん1号」10周年記念事業「市民がつくる、持続可能な未来のエネルギー」市民活動交流カフェ2019で、「これからの太陽光発電~リュースリサイクル市場~」を講演された木下暁子さまの会社「ネクストエナジー・アンド・リソース(株)」https://www.nextenergy.jp/ の記事が出ていたので、ビックリしました。
自動車に搭載する電池の世界最大手、中国の寧徳時代新能源科技(Contemporary Amperex Technology Co., Limited ;CATL)は7月25日、住宅・産業向けに低価格の蓄電池を2020年に日本で発売すると発表しました。2019年11月から太陽光発電の固定買い取り制度の期間が順次終わる(卒FIT)ため、各家庭では太陽光で作った電力を外部販売から自家消費に切り替えるケースが増えると予想されています。中国の企業はこれを商機とみて、高価格が導入の障害となっている「蓄電池」でも「価格破壊」を起こし、太陽光発電パネルの場合と同様、日本市場でシェアを高めることを計画しているといわれています。
そのCATLは太陽光発電設備施工のネクストエナジー・アンド・リソース(株)(長野県駒ケ根市)と提携しました。ネクストエナジー・アンド・リソース(株)はCATLから電池単体などの部材の供給を受け、組み立てて、2020年夏ごろに発売する予定とのこと。住宅用蓄電池は一戸建てで使う容量10キロワット時の場合、工事費も含めた導入費用は200万~250万円とのこと。ネクストエナジー・アンド・リソース(株)は蓄電池の新製品本体で100万円を下回る価格も想定し、伊藤敦社長は導入費用全体で「3~5年後には現在の4分の1程度の価格が目標」としています。
ネクストエナジー・アンド・リソース、世界最大手電池メーカーの中国・CATLと業務提携 https://www.nextenergy.jp/information/190725/
日本企業は、太陽光発電パネルと同じ道をたどらないよう、頑張って欲しいものですね。 #FIT #固定価格買取制度 #蓄電池
<参考記事>