ei-san’s blog ー Working Better with Age ー 誰もが生涯活躍の人生を

このBLOGの目的は、「生涯活躍のまち、茅ケ崎つくり、SDGs の実現」のための調査・研究と活動に役立つと考えられる情報を紹介・記録するものです。    具体的には次の3つです。(1)誰もが暮らしやすい茅ケ崎市の実現に関係する情報、(2)誰もが生き甲斐を持ち続けることが可能な茅ケ崎市の実現に関係する情報、(3)多世代の人々が活発に交流することが可能な茅ケ崎市の実現に関係する情報。

子ども支援の現場への参考に

 子ども支援の現場への参考になります。_(._.)_

◆共感、受容

困窮家庭の子どもの支援においては、子どもの話を聞き、受けとめてあげることがまずもって大切であり、困った状況に陥ってしまっても子どもを責めてはいけない。支援者が「ふつう」と考えることは、困窮家庭に育つ子どもや保護者にとっては「ふつう」ではないかもしれない。

このような視点を支援者がもち、子どもの話をじっくりと共感しながら聞き、受容してあげることは、支援関係を築き、また、子どもが自己肯定感をもって生きていくエネルギーを得るという意味でも重要である。

また、困窮家庭の保護者を支援することは子どもを支援することにもなることから、保護者の話をじっくり聞き、保護者が置かれている状況や気持ち、考え方、希望を理解したうえで支援することも必要である。

支援担当者がこのような関りをしていくことによって「相談できる人」「味方」と認識してもらえるようになることが、孤立傾向を打開することにもなる。

◆粘り強くかかわる

困窮家庭の支援は、経済的な支援のみならず、人との関りを通した支援の両方が必要である。困難が蓄積し、孤立傾向のある子どもや保護者への支援は粘り強い関りが求められる。待つのも支援という保健師の言葉からもわかるように、緊急介入が必要な状況でなければ急がずに見守りながら、伴走支援ができるとよい。保護者の拒否傾向が強固であっても、子どもに対して直接アプローチが可能な場合は、子どもを支援プログラムに丁寧に粘り強くつないでいくことも必要である。

www.tmu-beyond.tokyo

「子どもの貧困をとらえる保健師のまなざし調査報告書」2018 年 3 月